By みゆき

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金柑の工場へ行って金柑ジャム作り!

金柑は台湾でもよく取れます。

「嘉義」という台湾の中南部にある地域はその昔金柑の一大生産地でした。今はパイナップルのほうが上回っていますが、今でもその名残で工場があり、そこで生産加工されているものは100%台湾金柑を使用し、丁寧に加工。半世紀にも及ぶ歴史があります。台北の誠品書店やセレクトショップでも販売されていて、金柑の品質にこだわり、添加物は使わず、しかもとても美味しい。

私の超お勧めのメーカーさん「Geli民雄金桔」です。

 

~金柑の中医学から見た栄養~

●フルーツとしては珍しく温性で、体をあたためます。

●効能は、痰や咳を沈めて、香りで気分をよくします。消化を助け、お酒の解毒も助けます。おなかの張りにもいいですね。

●ビタミンBやCがたっぷり。

●ちなみに、金柑は中国語で「金桔」と書くことが多いです。また、成熟すると果実が黄金色になることもあり、「吉」を呼ぶ果物いわゆる縁起物としての概念があり、1年中出回りますが、特に春節のときによく市場に出ます。

 

さて、こちらの金柑工場は観光工場として、観光客参観可能としている場所です。

行く当日に電話すると、参観だけでなく、ジャムづくりもOK!ということでした。日本からのお友達3人とともに行ってきました。

かわいい外観で私たちを出迎えてくれます。

まずは、こちらで扱っている金柑そのものを見せて食べさせてくれました。

これがとってもジューシーで!苦みもほどよく酸味と甘みのバランス絶妙!

後ろの黒板に書かれた中国語

「自己敢吃的産品 才可以賣給客人」

日本語の意味は、

「自分自身がまず食べられると思う品物こそ、お客さんに売ることができる。」

これが創業者の思いであり、今でも社の理念になっているんですね。

この写真を撮った時はスタッフさんがうれしそうに金柑を割って快く映ってくれたのがうれしかったのですが、あとから写真を見返してみてこの中国語文を見つけた時、この理念が確かに商品に現れていて、なるほどなぁ~と妙に納得し、感動しました。

①この金柑を昔ながらの工具でつぶして中の種をとり、実と皮だけにします。

②金柑独特の苦みをとるために1分くらい茹でて、茹でこぼします。

③ジューサーでガーっとします。

④砂糖を入れて(大量!!)、7分ほど煮詰めます。

⑤熱々のうちに、ビンに詰めて、逆さにしてしばらく放置。

ラベルも張って、アッという間にできあがり~☆

正直、ジャムは甘いしいつも使いきれないのであんまり作りたいと思ってなかったけど、みんなでわいわい言いながら作って、そしてクラッカーにつけたらとてもおいしくて、意外にもめちゃくちゃ楽しめた!!

一緒に行ったお友達もみんな、「また来る!!」と言うくらい、気に入ってくれてて、紹介した私としてもホッとして、うれしかったです。

気持ち童心に戻ってほくほくのまま、お土産コーナーへ。

そりゃ爆買いのはじまりですよ。

ほぼ私たちしかいない売り場コーナーで試食し、カートにいれ、またカートにいれ、、、

その中でもダントツお勧めはこれー!!

一口金柑ケーキ。

これ周りがバター風味のクッキー記事に、ジューシー金柑が丸ごと一個真ん中に詰まっています。

パイナップルケーキの金柑版だけど、これがほんっまにおいしい。

現地でしか売ってない(確かに台北市内どの店にも売ってません。)という意味もわかります。

多分沢山生産できないのですね。

行かれた際にはぜひ爆買いしていってください。

あとは、金柑ソースや、金柑方塊酥もお勧めです!

言葉が通じないのでは?という不安は無用。日本語の話せるスタッフさんもいらっしゃるし、みんな超気さくで親切。お気軽にどうぞ!

★民雄金桔観光工場
嘉義縣民雄郷三興村陳暦寮7鄰38號