By みゆき

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台北にある2つの植物園

5月になると、台湾はすでに28度、湿度70%の日々。

植物たちも生い茂って、太陽を目指してグングンと伸びていくので、今の季節、陽が満ちてきているのを感じます。

台北には大型植物園が2か所あります。しかも両方無料なんですよ。

 

1か所目は、小南門から徒歩5分ほどにある「台北植物園」。

街ど真ん中にあるのでアクセス便利。公園より規模が大きく、地元の人が散歩してたり、はたまた日本好きのおばちゃんが大声で津軽海峡をカラオケしていて、私が日本人だとわかると嬉しそうに話しかけられ、最後にはつられて大熱唱しました。という自由な場所。

2か所目は、「内双渓自然中心薬用植物園」。

       

すぐそばにバス停があるので、地下鉄剣潭駅か、士林駅からバスに乗れば便利です。もちろん車で行けば駐車場があります。

少し山のほうにあるので、軽くハイキング気分です。

入り口に、「パプパプパプー」と笛を鳴らすおじさん。この音、アイスクリームを売りに来ているんです。少し都会から離れると夏場必ず聞こえてきます。あまりの暑さに吸い寄せられて・・3種類の味が選べて30元。

シャーベットとラクトアイスの中間のシャリシャリ系でさっぱり生き返る~~!

この植物園は中薬でつかわれるようなその名の通り薬用植物が植えられていて、展示品のような形で見られる場所です。とてもわかりやすいし、種類も豊富。

ラベンダーも一面咲いていてとてもいい香りがしました~~~

花は咲いてませんが、定番の枸杞(クコ)。

桂花

ヨクイニン、ハトムギで知られている薏仁

何首烏

仙草ゼリーのもとになっている、仙草。ミントの仲間ですね。

 

今まで写真でしか見たことのなかったものを自分の目で見ることで、薬膳をより身近に感じることができます。

日本でも野草や薬草と呼ばれる植物が自然療法として用いられているのと同様の感覚で、中医学の起源は薬草を用いてそれを医療の一部として発達させてきたという背景があるので、その起源を体験できたようにも思います。同時にひとつひとつを自分の舌と感覚で実験してそれを医療として確立させてきた古代の方々に尊敬と感謝の念が沸き上がります。

観光地として整備されている植物園なので快適ですし、もうすぐ奥にいけば北部で一番高い陽明山があります。また、台北市内に戻る途中、かの有名な「故宮博物館」があります。

朝の涼しい時間に植物園、少しごはんを食べてから室内で涼しく博物館へ行くのがオススメです!!

植物園は夕方4時に閉館してしまうので、早めにどうぞー!!