By みゆき

酒醸づくりと簡単アレンジ教室開催しました!

【酒醸(ジョウニャン)づくりと簡単アレンジ教室開催】
『もち米を蒸して、冷やして、酒麹をつける。』
言葉にするとたったそれだけのことで見た目も甘酒だけど、出来上がるものは今までに味わったことのない味。
上品な甘みとフルーティな酸味とほんのりお酒の風味。
常温なのに一口飲むと、体も心もジワっとあったかくなる。
酒醸2種(酒味強、弱)、日本の甘酒、黒麹甘酒を並べて目隠しして味わっていただき、
お好きなものはどれ?と聞いてみたところ、
全員一致で酒醸(酒味弱)✨
酒醸は、
・消化吸収や女性ホルモン調節を手伝ってくれる
・体の中からあたためる
ヨーグルトに、フルーツに、野菜の漬け床に、お料理の隠し味(ジャコとししとうの炒め物、魚のネギ蒸し、味噌酒醸漬け焼き)
麹の味がしないので、お料理をあまり選ばず、旨味アップの隠し万能調味料にもなります。
でも残念ながら酒麹は日本で手に入りません。市販の酒醸は正直美味しいと思いません。麻婆豆腐の隠し味くらいにしか知られていない。
台湾では甘酒専門店があるくらい知られています。
美味しい伝統的な酒醸の良いところ、日本の甘酒の良いところ、それぞれ両方あってそれに直接触れる機会になったと思います。
台湾で出会った先生方や色んな方に酒醸作りや考え方を教わりました。
そして酒麹を買った蔡老師にはアドバイスもいただきました。
一緒に学んだ人達とその後の様子をシェアしながら、何度もtry&error。
台湾に帰ったら、直接報告したいなぁと思います。
だから生徒さんには、私がつまづいたところをつまづかないように、お伝えしました。
これから、約1週間皆さんの酒醸を見守っていきます。
レッスン開催にあたって、発酵食を好きになったきっかけって何やったかなぁ、とあらためて思い返すと、
丁寧に作る、出来上がりを楽しみに待つ、結果はいつも全く同じものではない、
という、発酵食の不思議な過程を経て美味しく出来上がったり出来なかったりすることを、自分を大事にすることと重ね合わせていたのかなぁと、ふと思いました。
発酵食を作ることはただの作業ではなく、微生物との共存だし、微生物にとってよい環境でいることが大事だし、それで出来上がったものは自分の一部になるわけで、そしたらその出来上がったものだけじゃなく、自ずと自分自身も大事にするようになるのですよね。
今思い返すと、それがその時の私にとって一番必要なことだった。
かもしれません。
教室を通して伝えたいことはそういうことかな。