謎の湿疹に効いた枇杷の葉エキスの作り方
枇杷の葉エキスで肘下の謎の皮膚湿疹が改善した話の続き。
前回の、私の皮膚病ストーリーの記事はこちら。
https://yuyuzen.com/2023/06/14/マイ皮膚病ストーリー/
今日は、
- 枇杷の葉って何?
- 枇杷の葉エキスを使い始めたきっかけ
- 作り方
- 使い方
- 買うとしたら
の話をしていこうと思います。
枇杷の葉エキスについて
こんな感じ↓で、琥珀〜茶色の色がついています。
匂いは焼酎の匂いのみ、穏やかです。
自然療法家で有名な東条百合子の先生が著書である「薬草の自然療法」の中で、枇杷の葉エキスについて、以下のように説明してくれています。
枇杷の葉に含まれているアミダグリンという薬効成分が浸透して細胞に入って炎症を抑えてくれるというものだそう。
具体的には、
・皮膚病一切 水虫、いぼ、虫刺され、火傷、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎
・風邪の喉の痛み、気管支炎、
その他にも色々と効能が期待されることが書かれています。
枇杷について、先生はこんなふうに表現されていました。
“ 本当は、一家に一本枇杷の木があれば医者いらずなのです“
日本では奈良時代にすでに枇杷の葉療法がスタートしていたよう。
枇杷の別名は「大薬王樹」、もしくは「無憂扇」。
どっちも凄そうな名前。笑
きっかけ
私が枇杷の葉エキスのことを知ったのは、32歳くらいの時に薬膳カフェで調理担当していた頃。
右腕の肘下皮膚表面がある日から原因不明に見事に荒れて、痒くて掻いてしまうので、ガーゼを貼ってその上から下着を着ていました。
塗り薬としては、
漢方塗り薬やクレイを試してみたり、
少し良くなってもまたすぐ悪くなっているのをそばで見ていた当時の仕事パートナーの友人が、
「みゆきちゃん、枇杷の葉エキス皮膚病にいいみたいだから試してみたら?」
と、その友人が自分のエキスを分けてくれたことがきっかけ。
調べたら、
まぁなんと皮膚病、のど、胃、色んなことに使ってきた民間療法だとわかり、物は試しだな、と使ってみたら、
1週間くらいで湿疹が引いてきたんです。
その引き方が他のものより全然違う体感があったので、
すぐ友人に話して、追加でお裾分けしてくれました。
ほんと、ありがたかった、嬉しかったなぁ。。
程なくして、完治。🙌
それからほとんど使っていなかったんですが、
ふと思い出したので、今回自分で作ってみようと思いました!
自分と家族が困った時にすぐ使えるように。
タイミングよく6月は枇杷の時期で、枇杷の実をいただいたついでに葉っぱも欲しいとお願いして、40枚ほど入手!
実際に作ってみたので、その作り方をご紹介します!
枇杷の葉エキスの作り方
① 必要なものは、
・枇杷の葉 … 40枚程度(約150g)
・焼酎 35度以上 …1.5リットル
・煮沸瓶
だけです。
葉はできるだけ厚くてゴツゴツしたものを。乾燥してたらOK。
焼酎はホワイトリカーを使用しました。
② この葉っぱをハサミでチョキチョキ、2cm角の大きさくらいに切っていきます。適当です。
葉っぱは乾燥してるので、私は洗わず、ゴミがついていないか見て、ペーパーで軽く拭くくらい。
バランス的に、2リットル瓶を使ってちょうどいいくらいの量でした。
③ 焼酎を流し込んで、ヒタヒタになればOK!(多少分量が前後しても気にしません。)
④ 夏なら3ヶ月、冬なら5ヶ月くらい置いておくと完成。時々揺すって抽出されやすいようにします。
⑤ 茶色く色づいたら中の葉っぱは取り出して、エキスだけ他の瓶に移し換えて常温保存2年は持ちます。(私は3年ものがあります。)
使い方
エキスは私は基本服用せず、塗布用に留めています。
(有名な民間療法と言ってもよくわからないなと思ったら飲まないほうがいいと思っているから。)
塗る方法は簡単です。
ガーゼや薄めの布にエキスを染み込ませて、患部に当てて、その上にラップして、さらにあっためたタオルを乗せるだけ。
時間は20分くらい。
私は朝晩1回ずつくらいしていました。
これは私の場合なのですが、
染み込ませたガーゼを貼ったまま下着を着たりも。
入手方法
ご近所や友人などが枇杷の木を植えていることはよくあるようで、そちらからいただくか、もしない場合に購入したい時は漢方薬局で問い合わせてみたらいいと思います。
枇杷の葉エキスではなく、葉っぱを煎じた汁も薬効があるそうですから、枇杷の葉茶なら、自然食品店には殆ど売っていますので、もっと手に入りやすいですね。
手作りしてみて・・・
意外と簡単でした。無心で切るのも楽しかった。
葉っぱを切った時に香ってくる匂いが、なんとなくドグダミに似てたんですよね。
ドクダミも皮膚薬に薬効性があると言われて有名。
何か共通しているものがあるんやろうなぁーと勝手に思ってました。
出来上がりが楽しみ。
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食養生をし始めて10年以上の肌荒れ、便秘症状をほぼ症状が出ないほどまでに改善していった経験から
現在は食養生のカウンセリング、パーソナルな薬膳のごはんを食べる会など、食卓を豊かにするサポートのお仕事をしています。
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