おしゃれ台湾野草茶専門店で心も身体も癒される…♪
台北中心部から少し北のほうに、「天母」と呼ばれる、台湾在住のたくさんの日本人の方が住む街があります。
その街の一角に、
『三玉号 野草茶 Taiwanwildherbtea』 という台湾野草茶専門店が、三玉宮という立派なお寺の隣にあります。
実はこのお店のスタッフの女性と、別の日の高島屋のイベントでお話する機会があって、当初私は頑張って中国語で話してたのですが、途中からすごく日本語が堪能だということに気づいたという(・・・おおお恥ずかしい。)
日本の山形で5年もお仕事をされていた経験をもちながら、薬草の魅力に取りつかれて、台湾に戻って仲間とともにお店を経営されているそう。
東門の「土生土長」という、自然食品を扱うお店の店主さんとも仲間だそうで、お互いの商品を陳列されています。
とてもフレンドリーで優しい雰囲気をもつ彼女のお店に行ってみたい!と思って、その後日訪問しました♪
お店の雰囲気は、
「台湾の野草」=「青草茶」=「苦そう」、「老舗の雰囲気」という概念が全くない、とてもかわいらしいおしゃれで明るい雰囲気。気兼ねなく入れるイートイン付きドリンクスタンドのようなカジュアルさがあります。
メニューは代表的な台湾の薬草を独自ブレンドした野草茶。仙草茶シリーズ。洛神花(ローゼル)茶シリーズ。言えばすべて試飲させてもらえます。
台湾の野草のうち、ドクダミを使ったお茶は台湾在住中よく飲んでいました。ドクダミは薬膳の考え方で肺を綺麗にし、痒みを抑え、熱を輩出してくれるとあります。便秘体質にもいいとされています。台湾では乾燥ものが青草街で年中買えます。私の台湾人のお友達家族に手荒れのことを話すと、うちも手荒れがひどかったけど、ドクダミが効果あったよ、と話をしてくれたことを思い出します。
「仙草」という薬草は、薬草茶に良くブレンドされているもので、苦みがありますが慣れると癖になります。
「洛神花(ローゼル)」はハイビスカスティとして使われ、疲労回復クエン酸や美白ビタミンCたっぷり、潤いも与えてくれつつ利尿作用もあり、むくみや二日酔いの改善によいとされます。
台湾では生の洛神花が11月頃収穫され、蜜漬にしたりジャムにしたりします。ちなみに、使う部分は「花」ではなく、「がく」の部分です。
こちらはお店で特別に出していただいた洛神花の蜜漬。乾燥したものを使っているそうなので色は少し暗めですが、甘酸っぱくておいしいです!
さぁ飲み物をどれを頼もうかと・・・迷ったけど、看板の野草茶。あたたかく無糖のもの。
台湾のよく屋台で売ってるような「青草茶」はいわゆるいろんな野草をブレンドしたお茶のことで、比率が違うだけなのです。
私もいくつか飲んだのですが、まぁ正直そんなにおいしくない。
こちらのお店のものは、とっても飲みやすいかったです。無糖でも飲めます。微糖が一番飲みやすいです。
香りがいくつも重なり合ってるので、どの野草の香り・・・という味ではなく、複合的な苦み、甘さ、青さを感じるお味。そして、1杯70元という安さ。この手軽さとお洒落な空間がとても良いです。
使っている野草は乾燥させているものを使っているそうで、あまり生のものをつかうことはないようです。
野草の魅力は?と聞いてみると、
「たくさんの種類があって、香りもそれぞれに違いがあり、いろんなアレンジができる。それを知ってほしい。そしたらもっと薬草茶が身近になる。」ということでした。
コーヒーや紅茶が香り高いものであるのと同じように、野草茶の香りの高さに惚れ、可能性がまだまだあるこの世界を広げたい、という想い。
薬草のアレンジとしていろんなメニューを考案しているそうで、その中でいただいたのは、薬草茶を使った蓮根餅や薬草茶アイス。どちらも、とても食べやすくて、ほのかに薬草の香り。いつか薬草を使ったケーキも作るとか作らないとか。
店内には薬草や養生関連の本も売られています。日本の奈良にある旧森野薬草園に興味を持たれていたので、いつかご一緒に。と心の中で思っています。
来年夏ごろには中山に薬草を使ったレストランをオープンさせるとか!!注目!!
最後にツーショット💛パシャ!
『三玉号 野草茶 Taiwanwildherbtea』
台北市士林区中山北路六段820號
地下鉄の「芝山」駅前から高島屋行き無料のリムジンバスが30分おきに通っています。高島屋でお買い物してから、カフェまでは歩いて15分、もしくは市内バス「三玉宮」降り場で下車したら目の前です。
駅から直接市内バスで行くことも可能です。