By みゆき

境界線で、イライラも、体調不良もサヨナラ!

Categories : マインド , 境界線

『 私はやってるのに、他の人はなんでやらないの?』

 

あるクライアントさんの話。

その方は、毎日気づいた時に職場の植物に水をやってるんだそう。

他の人がそういう、目立たないことをやっていることに気づいたら、声をかけているんだって。

素敵なことだよねー!!

 

そんなクライアントさんの疑問。

 

「 私がお水やってること、誰か気づいてくれてるのかな?

誰にも何も言われないからきっと気づいてないか、大したことないと思われてるんだろうな。

私は他の人がやったことは、気づいてるのに。」

 

 

“ 私はやってるのに、他の人はなんでやらないの?“

または

“私は気づいてるのに、他の人はなんで気づかないの?”

という、小さなモヤモヤ。

 

そんなことが積もってきて、

上司の仕事の評価基準にまでモヤモヤを感じてしまっているんだよね。

言わないと分かってくれないのかな、こういうことって評価されないのかな?って。

 

 

そんなこと、日常でもよくありませんか?

・私は人の髪型変わったことには気づくけど、旦那は切ったことに全く気づかない。

・夜にシンクを片付けたら、コンロも綺麗にするけど、旦那が片づけるとシンクしか綺麗になっていない。

・私は茶道を習っているから、お茶会などで、皆で場を作る時があるんだけど、

あ、これまだ準備できてないからやっておこう、って気づくことができてそこに感謝されることはあるけど、

全く気づけない(と私からは見えてる)人もいる。

などなど。

 

大前提としての話だけど

普段私たちは

“自分が見たい、やりたい世界“を体現しているんですよね。

 

例えば私のさっきの例で言うと

・私は人の髪型変わったことには気づくけど、旦那は切ったことに全く気づかない。

⇨ “人の変化に気づきたい”、気づいて喜んでくれたら嬉しいから。

・夜にシンクを片付けたら、コンロも綺麗にするけど、旦那が片づけるとシンクしか綺麗になっていない。

⇨ “次の朝を気持ちよく迎えたいから”、シンクもコンロも綺麗にする。

・私は茶道を習っているから、お茶会などで、皆で場を作る時があるんだけど、

あ、これまだ準備できてないからやっておこう、って気づくことができてそこに感謝されることはあるけど、

全く気づけない(と私からは見えてる)人もいる。

⇨ 滞りなく気持ちよく進めて、”お客さんにも喜んでもらいたいから”、細部をおろそかにしない。

と、何かの理由があって行動を選択してる。

 

あと、

私が妊婦になる前となった今とで、

妊婦さんに気づくアンテナの感度が全く変わったんよね。

こんなに街中に妊婦さんいたんだ〜〜

ってくらい、毎日妊婦さんとすれ違う。

明らかに大きなお腹の人もいるけど、そんなに大きくなくても歩き方とか、服装の空気感とかで

なんとなーく気づく。

逆に、不妊で悩んでた時には、視界に入れたくないから気づかない。笑

 

だから、

先のクライアントさんの仕事場の周りの人は、

植物がどうなっているかをみたいと思っていなくて、

だれがどんな動きをしているかをみたいと思っていなくて、

もっと言えば、植物に水をやったことがないのかもね。

という話に行き着いた時、

 

「わーーー、それはあり得る。それなら分かる。」と納得されて、

「それでも私が水をやりたいと思うか、ですね。私はやりますね。」

 

と、

自分の行動の意識と、周りの人の意識に境界線が引けたみたい。

 

ここで、本当にその周りの人たちが植物に水をやったことがあるかないか、

気づいているのか気づいていないのか、の真偽を追求することは問題じゃなくね。

 

じゃあ

「境界線がある」ってどういうことー?

というと

“自分は自分であって他の人とは違う”

ということを理解して意識していることなのね。

これはアドラーの”課題の分離”なので

聞いたことある人もいると思う。

 

これが逆に

“境界線がない”と、どうなる??

“自分と他の人は同じである”

という期待や、無意識があって

 

意見や意識の不一致があると

“分かってくれない”

と、落胆しちゃったり、イライラしちゃう。

 

それだけじゃなくて

“私が間違っている”

という自己否定の方向にいっちゃう人もいる。

 

話を戻して、

今回のクライアントの話の中で私が思ったのは

 

他の人がなんで、自分と同じように気づいたり、行動をしないのか?

の疑問の裏には

 

この、”境界線”がないことが問題じゃないかと思ったのね。

 

じゃあどうやったら境界線って作れるの?のヒントを伝えるね。

 

 

それは

何かを思う時や行動するときに

『私は』

という言葉を心の中で常に使うこと。

 

『私は』仕事に行く

『私は』水やりをする

『私は』人の行動に気づく

さらには

『私は』仕事がしたい

『私は』水やりをしたい

『私は』人の行動に気づいてあげたい

から、その行動をしてるんだと自覚すること。

 

この意識に変わっていくと、

 

ほら、

なんか世界が変わって見えない??

 

この世界は、1人では生きていない世界だから、

自分と周りは一緒だよね。

と期待したり、思いたくなるのは自然なことなんだけど、

 

それがモヤモヤイライラ、

自分を無視されている、

自分は間違っている、

という感覚にまでになってたら、

これがガッツリ身体の不調に繋がる!!

 

だから、境界線はいつも意識しておきたいなって思ってるよ。

私はそれでめちゃくちゃ身体の不調を引き起こしてたからね!

 

境界線が分かるようになると

 

“私は私でいい”

の感覚が作られて

相手と自分の違いを尊重できて、分かり合える部分を大切にできる。

 

イライラしなくなるし

余計に考える時間が減って

自分の本来やりたいことに集中できるようになる。

そして

結果、本来の良さの中で輝いていくんだよー。

 

当てはまりそうな人は一度、

自分の行動を、自分を主語にして、

『私は、◯◯したいから、〇〇している。』

って振り返ってみて。

 

それがスンナリできない…って方は、

今日から境界線を意識してみよう♡