By みゆき

台湾で体調を崩していろいろ考える②~皮膚科へ行こう~

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2回目の漢方の訪問の前に、自分の体だけでなく、心の状態も考え、今後の治療をどうするか考えてみた。

周り(親や親戚や友人)は「皮膚科に行った?行ったらすぐ治るよ」と言う。

学生時代の私なら迷わず皮膚科へ直行。

でも、今は違う。色んな選択肢と、その選択に対する自分の責任も伴うことを身をもって知っているからこそ、皮膚科へ直行、という選択肢がかなり慎重なものになっている。しかもここは外国。

【皮膚科へ直行したくない理由】

・背景…日本には基本的に西洋薬が優位のため、それ以外の選択肢はほぼなく、自然療法や漢方の考え方はまだ数少ない。薬に頼らない考え方を否定する考え方のほうが圧倒的。台湾は漢方が当然のようにあふれているが、それでも西洋薬に頼る人のほうが今は多いと感じる(今回も感じた)。

・自分自身の経験から西洋薬に対する恐怖心がある(副作用)。また、西洋医学の医者の高圧的態度(全員ではありません)がかなり嫌い。中医学の先生でそういう先生に出会ったことがない。

・医者は神様ではなく、患者も無知ではいけない。ちゃんと覚悟をもってからでないと行きたくない。

・日本にいたなら信頼できる皮膚科を探り当てることが確率的に高いけど、台湾ではリスクも大きい。

・自分の力で何とかできることを証明したい。(ちっこいプライド)

心は…

・一生このままなわけないけど、早くなんとかしたい。つらい。

・かゆくてマスクするのもムズムズする。これでは、しばらくだれにも会えない。そんな台湾生活嫌。

台湾に住んでいるいとこのお姉ちゃんにも何度か説得され。

ついに、心は決まりました。

皮膚科へ行こう。たぶん10年ぶりくらい。

でも、ステロイドのランクは低いもの、西洋医学の飲み薬は飲まない。飲むのは中薬のみ。と決めて。

最低限のリスク(再発のリスク)だけとって、あとは自然治癒を信じる。

私は西洋医学否定してるわけではないのです、ただただ自分が納得していないのにその治療を受けたくないのです。

でもネットでステロイドのことを調べたり本を読んでみて、そんなにやみくもに怖がるものではないことを知りました。

今の私には必要なものだと確信しました。

 

幸い、超優しいいとこのお姉ちゃんが付き添ってくれて、言葉の問題もなく家の近くの皮膚科に行って塗り薬のみをもらって帰ってきました。

先生は、「顔だけなんだったら化粧品のなんらかのアレルギー反応でしょう。治ったら薬は塗らなくていいから。ちょっと今の状態だとステロイドいれないと良くならないからね」ということ。しばらくパック類もやめなさいということ・・・。日本では全く問題なかったし、数日使っても大丈夫なやつなんやけどなぁ。。。

思ったより優しい先生で高圧的でもなく、よかった。

以下、診断内容を軽くまとめてみました。

 

★西洋医学の診断…「化粧品による急性アレルギー」
診断の元となる問診内容… 何を皮膚につけたのか、どのくらいの頻度か、以前に使用したことがあるか
禁忌… 化粧類 他の日常生活における留意点等はなし

★中医学の診断… 「湿疹」、湿熱
診断の元となる問診内容… 睡眠、便通、心理状態、舌の状態、脈の状態、何かつけたかどうか、以前の病歴
禁忌… 水よく飲むこと、食べているときは水分少なめに。海鮮、お酒、辛い物、刺激物ダメ、
化粧できるだけしないこと ストレス発散

 

そして、ステロイドを1日2回2日間塗り・・・かなり改善されました。

合計5回しか塗っていませんがぶつぶつと腫れと赤みがだいぶ引いて、そのあとワセリンだけの日が5日経っていますが、再度出現するという副作用はいまのところありません。完全に赤みが消えたわけではありませんが、つるつるで、気分は全然違います。少しずつ前の肌に戻ってくることを信じて養生します。

今回、どっちがいいとか悪いとかではないことを改めて感じました。

頭でわかってても、私はどうしても西洋医学に拒絶反応を示してしまっていたのが、今回行くのが遅くなった要因だと思います。これからはしんどくなったらここまで我慢せず、少し西洋医学の力をお借りすることを自分自身に許そうと思います。

で、ここで綺麗に終わり、とおもいきや、終わりません。笑

この、2日間だけ塗ってそのあと塗るのをやめたということにも、実は辞めざるを得ないことが発生したからなのです。

もう、なんやねん。って感じです。

 

つづきまーす(^_-)-☆