By みゆき

台湾で体調を崩した時に思ういろいろ①~漢方と湿疹~

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台湾に来て、約8か月。

最初の3か月は生活自体に慣れるのに毎日必死。中国語の嵐に日々ビビりながらも、ワクワクして新しい自分に期待して毎日フルで頑張ってました。

その後は台湾の人と積極的に接触を続けてしゃべることにも抵抗なく、成長を感じることも増えて充実感がありました。

そして半年過ぎたあたりから、もう少し滞在を伸ばそうかなと思い始め、、

自然とこれからのこと、自分の家庭環境のこと、仕事のこと、たくさん考えることが増え、仕事探しも始めました。

でも選り好みする私はそんなに簡単には進みません。中国語能力に対する不足感もより一層感じるようになり、

いつしか「焦り」が私の心を支配するようになりました。

何を焦る必要があるのかと思うけど、性格上何か「足りない」=「足さないといけない」と思ってしまうのです。

そうすると、今度は体に異変が顕著に起こり始めました。

①まず、10月頃、顔の頬にぶつぶつと赤い発疹ができ始める。まだぜんぜん軽度。日本でも秋の入り口乾燥時期にいつもなるやつ。漢方飲んで漢方塗り薬をしばらく塗ると1か月以内には消えるので心配していない。

②11月頃発疹が広がり始める、治ってはまた出てきて繰り返すことに焦りが顔を出す。いつもの薬が効かないので、クレイやビワの葉エキスを使ってパックしたり、台湾の医療系コスメパックを使ったりして少し良くなる。

③ある日台湾の人と韓国料理を食べ(辛くないスンドゥブ)、家に帰ってしばらくしてから顔がむずむずしだす。

④翌日明らかに発疹がひどくなっていて、化粧で隠せないほどになっている。

⑤焦りが爆発してさらにパックしてみるものの、変化なしどころか日に日に悪化。

⑥中医診療所に行って煎じ薬を処方してもらう→どんどん悪化。笑

この間に私が自分の知識を駆使してしてみたことまとめ↓

・①のとき黄連解毒湯と平胃散を少量飲み、漢方タイツコウを塗る。→日本にいる時より明らかに効いていない。
・②ぐらいのときに、街の中薬行に行って相談して、処方してもらって約2週間飲んでみる→一瞬効果あり
・②ビワの葉エキスパックとクレイパック→かなり効果あり

・ずっと辛い物と揚げ物と冷たいものとカフェインと海鮮は控え続ける。
・とにかく気にしない。誰も私の肌を見てるわけないと思い込む。笑
・ストレスをため込まないように出かけたり、料理をして気分転換する。

6の中医診療所は、日本語翻訳してくれる方がついてくれる、「生元薬行」併設の「生元徳中医診療所」。台湾ガイドブックにもよく載っています。予約も日本語でできます。

★生元徳中医診療所
台北市大同区南京西路185巷14号1楼
02-2555-2970

かかり方はまた別途お話しするとして、

処方してくれたのは、いわゆる十味敗毒湯の近い物。名前の通り体の中にたまったものを出すことを助ける処方です。

私はまだ台湾の国民健康保険加入できないので、1日2回分×7日分自費で台湾ドル1680ドル(約6000円)+診療費300ドル(約1000円)、全く安くないですが、私は旅行保険に入っているので全額補填されます。

残念なことに1回目の診療のときに処方していただいたものは私の体には合っていなかった可能性が高いです。

7日分のうち4日分だけのんだところで、生理が来ました。

私は毎月30日周期ですが、この時はなんと、14日で来たのです。こんなことは人生でも2回目くらいの出来事。明らかに薬の影響と思われます。なので、これはだめだと思い、途中で飲むのをストップすることにしました。

先生にも伝え、明らかに赤くなっている肌を見て先生もびっくり、初めの処方は体全身に発疹がある人に向くものだから、君のように顔だけの場合は向かない、別のものにすぐ変えよう、と言って黄連などの熱さまし系漢方に変更されていました。

2回とも脈診、舌診しましたが、体のどこも悪くはない、ただ体に湿気と熱がこもっている、という診断。

うんうん、わかる。街の中薬行の人にも同じこと言われてるし、自分でもそのことくらいわかってる。でも薬飲んでも食事に気をつけてもよくならなかったから来てるのよ、ほんとに大丈夫なの??とちょっと疑心暗鬼。漢方神話が崩れ始める。。。

言葉が思うようにあやつれない不安、いつも通りに治らない不安、本当にこの病院を信じていいのかという不安、すぐそばに家族がいない不安、つらくて後ろ向きな気持ちが前向きな気持ちを押しつぶしていきました。

つづく。。